事業所のお昼ご飯は利用者様と一緒にカップラーメンを食べていますが誰が開発したの？
昭和の高度経済成長期、日本の食卓は豊かになりつつありました。しかし、忙しい日々を送る人々にとって、手軽で温かい食事が求められていました。そんな時代、一人の男が立ち上がります。彼の名は安藤百福。
安藤は、食糧難の時代に人々が行列を作ってラーメンを求めている姿を見て、家庭で簡単に作れるラーメンの開発を決意します。しかし、道のりは決して平坦ではありませんでした。麺を乾燥させる方法、油で揚げる温度、スープとの相性…。何度も失敗を繰り返しましたが、彼は決して諦めませんでした。
ある冬の寒い日、安藤は妻が天ぷらを揚げているのを見てひらめきます。「油で揚げることで、麺の水分が抜け、保存がきくようになるのではないか？」このひらめきが、後の「瞬間油熱乾燥法」へと繋がります。
そして1958年、ついに世界初のインスタントラーメン「チキンラーメン」が誕生します。お湯をかけるだけで、いつでもどこでも温かいラーメンが食べられる。それは、まさに革命でした。みんな大好きなラーメンではないでしょうか？
しかし、安藤の挑戦はまだ終わりません。海外視察に訪れた際、フォークとカップを使ってラーメンを食べる姿を見て、彼は新たなアイデアを思いつきます。「麺と具材を一つのカップに入れれば、もっと手軽になるのではないか？」
そして1971年、世界初のカップ麺「カップヌードル」が誕生します。それまで陶器の丼でしか食べられなかったラーメンが、紙のカップで気軽に食べられるようになったのです。宇宙飛行士の野口聡一さんが宇宙でカップヌードルを食べている姿は、もはや伝説です。
カップラーメンは、今や世界中で愛されるソウルフードとなりました。災害時には被災地へ届けられ、人々の心を温めてきました。そして、深夜に勉強する学生、残業を頑張る社会人、遠い故郷を想う旅人、あらゆる人々の胃袋と心を満たし続けています。
一杯のカップラーメンには、安藤百福の情熱と、人々の生活を豊かにしたいという彼の優しい心が詰まっています。それは、ただの食べ物ではありません。時代を超え、国境を超え、人々の心を温める、感動の物語なのです。
誰もがお世話になっている手軽で美味しいカップ麵は、身近にある悩みを解決したい！から発想されました。私たちキャリカク小田原オフィスもパソコン作業で各企業様の些細な悩みを解決して、世界に広まってくれたら良いと心から思います☺
