難病患者で障害者のA.Hです。
前回、障害者でも健常者も一個の人間として、時には同じように悩み苦しみを持ち生きていることを書きました。
それはそれで、僕の信念でもあるのですが、実際にはそうならない所もあるのは事実です。
よくバリアフリーという言葉がありますが、バリア(障壁)について誤解があり、必ずしも悪意を持った人ではなくても、その障壁を作っていることがあります。
障害者差別禁止法という法律がありますが、そんな法律を持ち出ずとも人として尊重されるべき問題です。
でも、悪意のない行動が時にはバリア(障壁)になる事も多々あるのです。
上記の写真のような光景は町の至る所にあります。
自転車を止めた人も悪意などないとは思いますが、視覚障碍者にとって点字ブロックは歩くために必要な大事なツールです。それがこのような点字ブロックを塞ぐ事で視覚障碍者にとっては大けがにも繋がる大きな障壁になります。
この写真は健常者が見ても想像力を働かせれば分かりやすいものですが、実際問題人間が普通に生活する事で気づかずに障壁を作る事があります。
身体、知的、精神、発達、様々な障害がありますが障害によって、出来ること出来ないことがあります。そして人によって障壁は違います。そのような場合でも、もし自分が、自分親が、子供が、友達が・・と想像力を働かせて、普段の何気ない行動が障壁にならないことを切に願います。
少しでも障壁のない生活、安心して生活出来る、人間にとって当たり前の事ができる世の中になると良いと思います。
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