
長い文章を書こうとすると乱文になりがちな皆様、ご機嫌は如何でしょうか。
キャリカク一宮駅前利用者・早くもネタ切れ&スランプ気味な0と申します。
長い文章、難しいですよね。
0も何も考えず気ままに書き始めるとせわしない系の思考があっちこっちに行くもので、
読めたものではない仕上がりになるのが常です。
書きたいところだけ書いて満足し、発表しないままデータごと消えた文章も何万字とありますが、
これ供養した方が良いのでしょうか。
折角(?)のスランプですし本日はちょっと初心に立ち返り、
0の考える読みやすい文章の書き方について呟かせて頂こうと思います。
※過去イチ長い内容となっております。お時間のある時にお読み下さい。
※お忙しい方や復習したい方向けに簡単なまとめ画像を挿入しております。
保存OKなので宜しければご活用下さい。
1.何を伝えたい?
① 軸を持つ
脳みそからつらつらと直接出力すると、読めたものではない文章になるのは先述の通りです。
なら、どうすれば良いか?簡単なこと。
伝えたいことを最初に決めておくのです。
「美味かった飯」「今日の出来事」「文章の書き方」
ブログだろうとレポートや論文だろうと物語だろうと、
そこには必ず主軸となるテーマが存在します。
執筆とは、そのテーマに沿った話題や言葉選びをし続けるのが重要なのです。
例えばこの記事が突然0の趣味語りになったら、
99%の人はブラウザバックを押すことでしょう。
少し回り道をする必要がある時も、軸は忘れないで下さい。
タイトル詐欺はストーリー構成が上手いフィクション作品だけで充分です。
② 受信者を見る
0の記事は必ず、テーマに沿った小話やちょっとした身の上話から始まります。
本記事もリジェクトされていなければ文章に関する自己紹介や緩めな導入文があると思います。
これには意図がありまして、外部に向けた文章はドストレートな本題から入るよりも、
親近感を抱かせるワンステップを入れた方が読まれやすい(と思っている)からです。
以前、プレゼンのコツとして「PREP法」をご紹介しました(下記リンク参照)。
https://kyarikaku.jp/office-blog/blog-kyarikaku-ichinomiya-23012/
PREP法を簡単に解説すると、以下のようなものです。

該当記事では「結論から話せ」と散々申し上げましたが、
現実のプレゼンで本当に「今から文章の書き方をご紹介します」を第一声とする人は稀だと思います。
少なくとも、そこから始める人の話はつまらなくて頭に入らないのが容易に想像出来ますね。
その理由は?
話者の心が聴き手に向いていないからです。
そして、話や文章は受信する人が居て初めて意味を持ちます。
0は外向けの文章を書く時、いつも頭の中で読み上げながらキーボードを叩いています。
より正確に言えば、読んでくれているかも知れない人に語りかけながら書いています。
しかし、誰にも届かなければ独りでブツブツ呟いているだけ。
だからタイトルも「独り言」――というのは完全な余談なので、今は置いておきますが。
自分の伝えたいことだけを詰め込んだ文章を書くのは楽しい。
厨二っぽい漢字や言い回しを多用して言葉を紡ぐのは愉しい。
しかしそれは自己陶酔でしかなく、そんな文章を読んでくれる人は一握りも居るか居ないかです。
常に読み手を意識し、自分に浸るのはチラシの裏に書く小説くらいにしておきましょう。

2.話題のブロックを作る
0の文章は大抵、下記のような形式になっていると思います。
1.〇〇
① □□
② △△
2.☆☆
書店に並んでいる小難しい書籍でも、大抵はこのような形ではないでしょうか。
このような大小様々な塊を、0は勝手に「話題のブロック」と呼んでいます。
正式名称があるかも知れませんが、そこはまあ、我流ですので(笑)。
「1.」と全角数字で括られたものが大ブロックで、
「① 」と囲み数字で括られているものが小ブロックですね。
大ブロックはサブテーマ的な存在で、小ブロックは更に話題を分ける時に使います。
話をブロック分けする時に重要なのは、自然な流れに整えることです。
仮に話のテーマを「好きな食べ物」として、例を出します。
①おさかな好き ②けーき大好き ③おにく好き好き大好き ④ちょこも好き
主菜と甘味が入り乱れていて、並びが汚いですね。
これをブロック分けして直すと、以下のようになります。
1.主菜
①おにく好き好き大好き
②おさかな好き
2.甘味
①けーき大好き
②ちょこも好き
主菜と甘味の大ブロックを作成し、それぞれの食べ物を小ブロックに収めました。
ついでに好き度順で並べ替えも行い、ランキングに近い形となっています。
ただ羅列していくだけよりも、頭にスッと入って来るのではないでしょうか。
文章の良いところは、後から幾らでも修正が出来る点です。
話したいことが複数ある時は内容を箇条書きにしておき、ブロック分けしておくと、
そのままプロットにもなってより書きやすくなる筈です。

本記事のプロット(一部)。
あまりに筆が進まなかったので
急遽作成したもの。
ひたすら箇条書きして、
後からブロック分けをしています。
付記しましたが、上図のプロットは途中で作成し始めたものです。
取り敢えず書き始めながら、
「あれ話したいな」「この話題も入れたいな」と思い始めたらチャンス!
せわしない系の思考に囚われる前に内容を書き出し、頭を整理しましょう。

3.表現方法を工夫する
① 文体は用途に合わせて
絵本はひらがながおおく、ちいさな子にもわかる、やさしくやわらかい言いかたをします。
論文は専門用語を多用し,その道の人間のみに向けた表現をする傾向がある.
では、本記事のように大衆向けの文章はどのような表現を使えば良いのか?
専門的すぎる用語や難読漢字は避け、丁寧な言葉を使用しましょう。
学問の書籍でも、初心者向けのものは本記事のような文体が使われることが多い印象です。
知識レベルがある程度合わせられているのもありますが、
「だ・である」などの文語(書き言葉)よりも、
「です・ます」などの口語(話し言葉)の方が頭に入ってきやすいからではないでしょうか。
これは、先述した「語りかけているつもりで書く」にも通じるところがありますね。
0自身も文語の本とは相性があまり良くなく、
興味深い内容でも、いつの間にか流し読みか寝落ちになっていることが多いです。
書き方に悩んだ際は、
「自分が書いていて&読んでいて楽しいか?」
を念頭に置いてみると道が開けるかも知れません。
② 文末ディスタンス
0が常に意識しているのは、
「同じ文末や表現を連続させないこと」
です。これを書いている時も見付け次第潰しております。
もしかしなくとも、書いていて最も苦心するのはこの作業かも知れません(笑)。
例えば、以下の文章。
「私は文章を書くことが好きです。考えることも好きです。これらはとても楽しいです」
う~ん、稚拙。
ですですですですって、死神かよって感じですね。
0の文章が上記のように「ですね」に変化している時、
近くの文が「です」で終わっている可能性が高いです。
ことことことことなど、煮込み過ぎている箇所も添削対象だったりします。
個人的に1段落中2連続が許容の限界で、
それ以上同じ文末が続くと「語彙力が無いのかな?」と感じて気が散ります。
さて、文末に注意して先ほどの文章を添削してみましょう。
「私は執筆活動が好きです。同時に、何かを考えることも好みます。
これらはとても楽しく、時間を忘れさせてくれるからです」
内容を膨らませつつ少し大人な表現に変更することで、
稚拙さを多少はマシにすることが出来ました。
もしご自身で文章を書く機会があれば、是非とも文末まで気を付けてみて下さい。
「神は細部に宿る」の言葉通り、完成度がより高くなるでしょう。

4.画面のつくりを工夫する
① 沈黙はスパイス
ところで、あなたは段落とは別で0がやたらと
↑ 空白行 ↓
を使うことにお気付きでしょうか。
太字にしてアクセント付けしていることをプレゼン記事で申し上げましたが、
改行で全体を整えたり、強調したりすることも意識しています。
0はギッチギチに詰まった文章が苦手です。
どこまで読んだか分からなくなるし、目が疲れる。そうこうしている内に、
大切な箇所を読み飛ばしてしまう!!
――はい、そういうことです。こうすれば取り敢えず目には入るでしょう?
本記事は文章論がメインですから、いつもより多く空白強調を入れております。
我ながら少しくどいと思いますが、ご容赦下さい。
空白強調を入れる最大のメリットは、文章でも「間」が生まれることでしょうか。
プレゼンが上手な人は、言葉の間の作り方も上手いです。
「これはご存じの通りペンです」
「これは何でしょうか?……そう、ご存じの通り――ペンです」
上記の例文を読み上げた時、どちらが心に響きますか?
そう問われた時、後者を選択する人が多いでしょう。
会話でも文章でも、「間」や「含み」を持たせた言葉には、
「何が始まるのだろう?」「何か凄いことが起きそうだ」
と感じさせる効果があります。
やや大袈裟な表現ですが、この「間」を巧みに使って、
会場を熱狂させた人物がいらっしゃいました。
iPhoneで有名なApple社の元CEO・故スティーブ・ジョブズ氏です。
【歴史的瞬間】スティーブ・ジョブスの初代iPhoneプレゼン|英語スピーチ/Eigo No Senseiより
如何ですか、冒頭の30秒だけで分かる「間」の使い方!!
いやぁ、何度観ても興奮しますね。0は泥&窓ユーザですが。
「プレゼン回で紹介しろよ!!」とツッコミが飛んで来そうですが、
レベルが高すぎて該当記事では役不足だったのです……ぴえん。
文章は「……(三点リーダ)」や「――(ダッシュ)」くらいでしか間の表現が出来ません。
そこを更に強調させるのが空白行です。
レポートや論文などのお堅くギチギチに文字が詰まった文章では使いづらい手法ですが、
ライト小説やブログ・エッセイなど、カジュアル寄りの文章では効果的な筈です。
表現力にチョイ足ししたいとお悩みの方は、
空白行を活用する
ことも視野に入れてみて下さい。
② 改行は目薬
0が文の途中で改行しまくっているのも読みやすさを重視するためです。
その理由を以下に記します。
一行の最大字数を超えて文字を入力すると勝手に改行されるのは大抵の媒体でなされることですが、中途半端なところで改行されることで話をぶった切られている感覚がどうにも苦手で。だから文字が限界まで詰まっている読書も苦手って話ではあるのですが。特にパソコンなどの大画面で読むものだと本当に見づらくて、改行する度に視線を大きく動かないといけないのも凄く疲れますよね。そして「あれ、どこまで読んだっけ?」ってなるのがオチ。学生時代にレポート書いてた時とか本当にしんどかったですね。これが気にならない人は凄いなぁといつも思います。
あぁ、読みにくいし見栄えが悪い。目がチカチカするから読み返したくないなぁ。
文字がギッチギチに詰まった文章を読んでいる時、
知らぬ間に他の行に視線が移っているのは0だけでしょうか。
文脈が合わなくて違和感を抱き、
元々読んでいた座標を探している間に没入感が無くなり内容を忘れてしまう。
「はあ、もういいや」と、
本を閉じたりブラウザバックをしたりしてしまえば、終わりです。
残るのは疲労感や徒労感だけで、
内容など次の興味に押し出されて記憶からも消えてしまうでしょう。
これもまたレポートや論文では使いにくい手法ですが、
ブログやエッセイなど、カジュアルな文章では有用です。
画面全体を読みやすく整えることで読者の負担を減らし、
より長く文章を読んで頂ける効果が期待出来ます。
③ 読点で速度調整
「、(読点)」も口語文章になると、自分比で多くなっています。
例えば、先ほど書いたこの長文。
原文:一行の最大字数を超えて文字を入力すると勝手に改行されるのは大抵の媒体でなされることですが、
中途半端なところで改行されることで話をぶった切られている感覚がどうにも苦手で。
修正:一行の最大字数を超えて文字を入力すると、勝手に改行されるのは大抵の媒体でなされることですが、
中途半端なところで改行されることで、話をぶった切られている感覚がどうにも苦手で。
原文は意識して読点を減らしておりますが、早口で話している印象になりますね。
入れ過ぎてもテンポ感を失ってしまうので、
1行につき1~2個+改行時に1つを意識しています。
逆に言えば読点を少なくすることで「オタク特有の早口」を表現が出来るようになります、小説向けの手段ですが。
そして、読点でも、内容を強調することは、可能です。
敢えて小刻みにすることで、太字や改行を使わずに強調が出来る点は、
覚えておくと良いかも知れません。
余談ですが、
文 字 間 隔 を 広 げ る こ と で 強 調 す る 手 も あ り ま す 。
しかし、全体的に間延びしているかスタッカートが効きすぎている印象になるので、
ここぞという時だけに使いましょう。

4.最後に “あなた”へ
0は長文しか書けません。書き始めから完成まで1週間かかるのはザラです。
ちなみに本記事は現時点で3週間目の終わりに入っております。胃痛がする……。
0の書く記事はどう見ても異色なので、興味を抱かれないのは仕方がありません。
投稿サイトのように閲覧数や評価が見えるわけでもなし、
怒られない範囲で好き勝手に綴らせて頂いております。
しかし、もし読んで頂けるなら出来るだけ有意義な時間を過ごして欲しい。
「だったら6000字近く書くんじゃねえ!!」という話になってしまいますが(笑)。
本記事が誰かの目に触れ、0の想いを心に届けられたのであれば、
記載した手法を少しでも活かして頂けるのであれば、それはとても幸せなことです。
ただし、毎度の如くこれらは飽くまで我流です。特に今回は完全我流です。
0は苦しかった読書体験や楽しかった読書体験に、
学問をチョイ足しして今の書き方へ至りました。
あなたもきっと、あなたなりの文章術を手に入れる日が来るかも知れません。
皆が同じ書き方をしていては読む側も面白くありませんから、
あなたが最も良いと感じた手法を使い、楽しく書き物をしましょう。
ここまでお付き合い下さったあなたに幸多からんことを。
それでは、ご機嫌よう。
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