五十路になり、今、人生の再設計を行っている私ではありますが、時々、「歳を取るコト」について深く考えるようになりました。どんなふうに歳を取りたいか?という思いはもちろん、歳を取ることで見えてくる、色々なコトがあるなぁ~って思っています。
もしよろしければ、これを御覧の皆様も、「歳を取るって?」ってコトを一緒に考えてみませんか?
1.10代~20代前半
先日、たまたまアンジェラ・アキさんの『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』と言う楽曲をふと思い出し、曲を聞きながら歌詞を読んでいました。
この楽曲、若い方々の中には「学校の音楽の時間で歌った!」という経験をお持ちの方もおられるのでは?また、2008年のNHK音楽コンクール中学校の部の課題曲として全国の中学生に歌われたコトでも有名ですよね。
若くない方々(笑)も、きっと一度は耳にされたことがあると思います。
曲の冒頭は15歳の”僕”が未来の”僕”への問いかけから始まります。
そして〝十五の僕には、誰にも話せない、悩みの種があるのです〟と続きます。
私もそうでした。
誰にも言えない、言ってはいけない、と”思い込んでいた”悩みがありました。大人になった今、「どうしてあの頃は、あんなちっぽけなコトで悩んでたんだろう?」と思うこともありましたが、当時はそれが精一杯だったんですよね。
そして不思議なことに、人は大人になると、その頃苦しんできたことや悩んできたことが、まるでなかったかのように振舞ってしまったり、本当に忘れてしまうこともあります。
「今どきの若者は」
ついつい、思ってしまったり言ってしまったりする大人の方々(笑)安心してください。このような言葉・思考というのは、なんと古代ギリシアの哲学者として有名なプラトンも言っていた、という記録もあるようです。
ですから、いつの時代も大人というのは子どもの頃、特に思春期当たりの頃の自分自身を忘れてしまいがちなんでしょうね。
少し哲学的なお話になるのですが、人は意外に「自分も他人も、同じ時間軸の上を歩いている」様な錯覚に陥ります。
それは大きな間違いだと私は考えます。
確かに「今、一緒に生きている」と言う意味では、同じ時間軸の上を歩いているかの様な感覚がありますが、時間軸というのは人それぞれ違っていて、それぞれの時間軸の上を歩いています。
話が逸れました(笑)
この年代というのは、まさに『混沌』と言う言葉がピッタリだなぁと私は思います。
2.20代後半~30代
私にとって、この年代が一番、楽しかったような気がします。あ!今が楽しくない、という意味ではなくて(笑)何と言いますか、もちろん悩みや苦悩もありましたが、それを吹き飛ばしてくれるくらいの勢いがあった、と言いますか。
冒頭でご紹介しました、アンジェラ・アキさんの『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』2番目の歌詞は、今の”僕”から15歳だったころの”僕”への返事から始まります。
〝自分とは何か、どこへ向かうべきか、問い続ければ見えてくる〟
ちょうど、この年代が「問い続けてきた結果が見えてきた頃」なんだと思います。10代〜20代前半の頃、自分の『興味関心』というのは、自分自身に向いていたり自分の内面に向いている人が多いのかな、と思います。
20代後半の頃というのは自分の『興味関心』が自分自身であったり自分の内面であったりするよりも、他者や外にある社会へと変化する時期なのでは、と思います。
だから楽しい!面白い!
自分の中にはなかった、または見つけられなかった『世界』が自分の外に広がっていて、新しい発見や価値観に触れることができ、いわゆる『知的好奇心が満たされていく』感覚なのかなぁと。
もちろん体力的にも無理が効きますし、自分自身が望んだら望んだだけ、色々な経験を積んでいく年代なんだろうな、と思います。
3.40代
響きが嫌ですよね(笑)「よんじゅうだい」って。
今振り返ってみると『39歳から40歳になる瞬間』というものが、本当に嫌で嫌で(笑)色んなことに焦っていたし、30代までに思い描いていたことが実現できていない現実と向き合ったりすることで、とても否定的な感情になっていたような気がします。
心理学で有名な、かのユングは「40歳前後は人生の正午だ」と言っています。つまり、この頃が人生で一番、輝いていたり充実していたりする年代、という意味と、その先は自分自身の「死」を意識し始める年代だ、という二つの意味を含んでいます。
また、発達心理学者のエリク・エリクソンは、この年代には『ミドルエイジクライシス(中年の危機)』というモノを抱えやすい、とも言っています。
ミドルエイジクライシスは別名『第二の思春期』なのですが、私はこの言葉が好きです(笑)
この年代というのは、子育てがひと段落してあまり手がかからなくなったり、会社では何らかの役割の区切りであったり昇格したりと、自分以外の他者(または子どもや部下)や外の世界に興味関心が向いていたことが、もう一度、自分自身の内面に向かう時期だと言われています。
もちろんその中には「体力の衰え」や「加齢」を実感する時期とも重なります。
自分は何を成しえてきたのだろう?
自分の人生はこれでいいのだろうか?
本当にやりたかったことの結果は出ている?
そんな『人生の反省会』みたいなコトをする時期なんですよ。
ここを上手く乗り切らないと、適応障害やうつ病・依存症などの問題へと移行しやすくなる、とも言われているので、要注意なんですよね。
私(49歳)が前職を退職したのは48歳。心の不調が主な原因だったのですが、前職の在職中に休職を何度か経験しまして。その休職期間中に色々と考えました。それまで長年、経験してきた仕事に対して「もうお腹いっぱい(笑)」みたいな感覚と、やはり「何かやり残してきた感」があり、残りの人生を、もっと違う形で生きていきたいと思い、新たに資格を取得したりして前職を退職しました。
4.50代
もう目の前です(笑)私にとって。
様々な種類の占いで占ってもらうと、だいたい『大器晩成型だね!』と言われるのですが、ふと「何歳になれば花開くのだろう?!」と思うことがあります。
今の苦しみやしんどさを、乗り越えた後は、必ず「自分の血となり肉となり無駄なコトは一つもない!」と頭では分かっていますが、「いつ?」とか「何歳で?」とか言う『具体的なゴール』が見えないというのは、それ自体がしんどい!
きっとそれは、何歳になっても同じなんだと思います。
5.最後に
さて、今回のブログで何度も引用させていただきました、アンジェラ・アキさんの『手紙 〜拝啓 十五の君へ〜』の、最後の歌詞です。
〝いつの時代も悲しみを 避けては通れないけれど 笑顔を見せて今を生きていこう〟
ここに答えがあるような気がします。
過去の失敗をいつまでも後悔し悔やみ続けたり、見えない未来を不必要に怖がったりすのではなく、『今』『ここ』でどうやって生きるか、だと思います。
人生というのは、選択の連続です。
今、ここに自分がいるのは、過去に自分が選択してきた結果です。
そして、まだ見ぬ未来にも、選択の連続があるでしょう。
それが今のあなたの「時間軸」です。
自分の時間軸に責任を持ち、自分自身にとって幸せでより良い未来を導くために、今、ここをしっかりと生き、より良い選択ができるよう、生きていたいものです。
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