最近刀剣ブームが来ていて、興味の出てきた方はいますか?
まずどこから手を付ければいいのかわからなくて、困ることも多いでしょう。
刀剣って一言で言っても、数が多いし見方が分からないですよね。
そんな刀剣初心者にこそ、この記事はおすすめできます。
この記事を見るだけで、刀剣についての基礎の基礎が身につくからです。
刀剣初心者の方や興味のある方は、ぜひ読んでみてください。
目次
1.刀剣の歴史とは?
2.刀剣って何でできているの?
3.刀剣の種類っていくつあるの?
4.刀剣の鑑賞ポイント
5.推しの刀剣を見つけるのが、1番楽しめる近道!
1.刀剣の歴史とは?
ここで言うところの刀剣、日本刀とは日本だけの作り方で作られた片刃の曲がった刀のことです。
始まりは古墳やハニワで有名な古墳時代で、発展していったのが武士が生まれた平安時代中ごろですね。
このくらいが日本刀の形式が出来始めた時代でもあり、戦う武器として使われるようになった時代でもあります。
鎌倉時代から南北朝時代は日本刀の黄金時代で、使い手が権力を持ったためより発展しました。
有名な刀工が出てきたのもこのころで、モンゴルが攻めてきた「元寇」も要因の1つです。
戦国時代は有力な大名が権力の象徴として、贈り物としても集めていました。
長い太刀よりも打刀が活躍しだした時代でもあって、日本刀の需要がかなり高まったのです。
桃山時代になると、今までの使われる武器から美術品の意味合いが強くなりました。
華やかな刀身彫刻が盛んになった時代で、証明書が付くようにもなったのもこのころです。
江戸時代以降は、主に家宝や贈り物としての需要しかなくなりました。
幕末に1度注目を浴びますが、銃や大砲などが出てきて衰退していくことに。
明治維新で「廃刀令」が出たことにより、ほとんど家宝として残ることが多かったです。
ただし、現代にも刀鍛冶は現存していて、製法を未来につないでいます。
また家宝以外にも、神社に奉納されることが多かった刀剣は、いくつか現存していますよ。
有名なところで言うと、熱田神宮や石上神宮などに安置されているものがあります。
2.刀剣って何でできているの?
刀剣は、「玉鋼」というゴツゴツした岩のような鋼から出来ています。
特殊な方法でしか作ることのできない純粋な鋼で、ほんの少ししか出来ない貴重なものです。
見た目は隕石に似ていて、不純物の少ない「世界で最も純粋な鋼」とも呼ばれています。
この「玉鋼」は、刀剣を作るうえで重要になってくる大切な材料です。
なぜなら、良い刀剣を作るには、純度の高い「玉鋼」が必要になるからですね。
「玉鋼」に不純物が少なければ少ないほど、刀剣の材料として最適になります。
3.刀剣の種類っていくつあるの?
刀剣の種類は細かく分けて、10種類存在しています。
ただ、初心者には多すぎて混乱するので、基本の4種類だけ紹介していきますね。
まず、この4種類を覚えることが重要になってきます。
1つ目が「太刀(たち)」で、これは平安時代初期に作られたものです。
かなり長いもので、馬を使った戦「騎馬戦」で使われることを目的とした刀剣ですね。
普通に人が持ち運ぶには、少し不便な長さと反りが特徴です。
2つ目「打刀(うちがたな)」は、いわゆる日本刀をイメージしたときに出てくる刀剣ですね。
「太刀」に比べて持ち歩きしやすく、徒歩で使うことを目的としたものです。
侍が使った刀剣は、だいたいこの「打刀」のことだったりします。
3つ目の「脇差(わきざし)」は、室町時代以降に出てきた打刀や太刀の控えです。
打刀より小回りが利くため、接近戦や室内で戦うときによく使われました。
武士以外の身分でも持つことを許されたため、現存するものが多いです。
最後の「短刀(たんとう)」は、本来の使い道として敵の首を切ることがありました。
戦国時代以降は、女性や子どもなどの力のない人が持つ護身用武器となっています。
短刀はお守りとしての意味合いもあり、花嫁が持つ嫁入り道具にも入っていることがありました。
4.刀剣の鑑賞ポイント
刀剣鑑賞において、重要なのは3つのポイントです。
それは「地鉄(じがね)」と「姿」、「刀文(はもん)」となります。
これを押さえておけば、どの刀剣を見ても楽しめること間違いなしです。
「姿」は一言でいえば、刀剣全体の形のことを指します。
ここで特徴を押さえておけば、その刀剣がいつ作られたのかが分かることもありますよ。
おすすめポイントとしては、刀剣の反りに注目すべきです。
「地鉄(じがね)」は別名「地肌(じはだ)」で、棟と刃文の間に出てくるもののことですね。
原材料の鋼が含む炭素量や鍛刀方法によって、様々な違いが出てきます。
「刀文(はもん)」と同じく、種別が多いことで有名です。
「刀文(はもん)」とは、刀剣鑑賞で最大の見どころポイントとなっています。
刀剣の先に白く浮かび上がるもので、初心者でも見てわかりやすいです。
奥が深いので突き詰めようとしたら、いくらでも追い求めることができますよ。
5.推しの刀剣を見つけるのが、1番楽しめる近道!
刀剣の歴史から鑑賞ポイントまで、くわしく解説してきました。
初心者はこの内容から始めるのが、無理なく理解しやすくて最適です。
よりよく理解する一番の方法は、推しの刀剣を見つけること。
そうすれば興味がわくし、知識も定着しやすいですよ。
基礎の基礎を身に着けて、楽しい刀剣鑑賞を楽しんでください!
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