2023年11月24日
鰤(ブリ)起こし
皆さんおはようございます、こんにちは、あるいはこんばんは。
わたし、がお送りさせていただきます。
近頃はますます冷え込んできており、夏の熱気が恋しく…はなりませんね。
気温を分けてほしいとは思いますが。
寒さが苦手なわたしですが、この季節ならではの喜びもあります。
それは、お布団の暖かさ!
ぬくぬくと丸まって過ごす時間は至福の一言です。
そして、冬の冷たい夜風。
気分が良い時に外に出た時肌に感じる冷たくも澄んだ、あの空気。
ほぅ。と白い息を漏らせば肺に冷たさが行き渡り、胸がスッとします。
アイスブレイクはこのあたりにして、本題に参りましょう。
今回のテーマは「鰤(ブリ)起こし」です。
地域がらにもよる言葉ですので、聞きなじみのある。という方はそう多くはないのではないでしょうか。
かくいうわたしも偶然にもトンと思いだし、せっかくならばと記事にした次第です。
それでは、どうぞ。
11月の終わり。晩秋から初冬にかけてのこの時期。
日本海側では強い風とともに雷が多く発生します。
この雷の音が漁師の方達にとって
ブリを獲り始める、冬の到来を告げる合図となりました。
これが「鰤起こし」です。
この「起こす」は
漁師たちが網を「起こす」とも、
眠っていたブリを雷がその音で「起こす」とも言われています。
冬の雷は日本海側が豪雪地帯であることがポイントです。
順を追って話していきましょう。
冬の間、日本列島にはシベリア側から北西の季節風が吹きます。
この風は日本海を通る際に、海から蒸発した水を取り込んだ湿った風となります。
風は陸地に入り、山脈にぶつかることで上空へと押し上げられるのです。
高度が高くなるほど空気は冷え、雲となる。
この雲は海から取り込んだ大量の水分を含んだ積乱雲となります。
これが雷雲として雷を起こし、水は雪として地面に落ちる。
という仕組みです。
つまるところ、雷とブリは特に関係ありません。
たまたま時期が一緒というだけですね。
関係性があるとすれば、冬という点ですね。
寒い時期になると海の水も冷え、これに耐えるため多くの生き物は脂肪を貯えます。
すると、脂ののった旨味の増した味になり食材として「旬」の時期になるのです。
漁師さんにとっては大事な時期と言えるでしょう。
といったところで、今回はここまでとさせていただきます。
これからの季節ならではの「美味しい」話でした。
書いているわたしもお腹が空いてきましたね。
寒ブリも含めた冬の幸。是非とも舌鼓を打って楽しみたいですね。
それではまた次回、ご縁があればよろしくお願いします。
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