2025年01月17日
七草って何だろう?
皆さんおはようございます、こんにちは、あるいはこんばんは。
わたし、がお送りさせていただきます。
突然ですが、七草がゆを食べた事がありますか?
「春の七草」だと1月7日に「人日(じんじつ)の節句」を前に、
十勝管内のスーパーなどに「春の七草」のセットが並んでいるそうです。
わたしは、知っていても、そうかぁと思っています
皆さんも思いますね 当然(;^ω^)
アイスブレイクはこのあたりにして、本題に参りましょう。
今回のテーマは「七草」。
「七草」について話します。
それでは、どうぞ。
七草とは?
様々な観点で挙げられた、7種類の野草・野菜で、
数ある「七草」の中で、「春の七草」については、
7種類の野草・野菜が入った粥(七草がゆ)を人日(じんじつ)の節句
(旧暦1月7日)の朝に食べるという「風習」が日本に残っています。
七草がゆには、粘性がもっており、食物繊維も含まれているため、胃腸の改善する
働きを保進してスムーズにするといいます。
その「七草」の種類と効果・効能は、次のようなものがあります。
七草の種類と効果・効能
「春の七草」
セリ・スズナ・ナズナ・ゴギョウ・スズシロ・ホトケノザ・ハコベラ
1月7日に行事食として七草がゆを食べる日の事で「無病息災」や「健康長寿」を
お願いします。また、早春にいち早く芽吹く事から邪気を払うといわれ、
生命力に満ちた新芽を身体に取り入れる事で、
この1年を健康で元気に過ごす事ができると信じられてきました。
<効果・効能>
セリ:鉄分が多く含まれているので「造血作用」が期待できます!
他に貧血予防・神経痛・リウマチ・免疫力向上・粘膜強化など
スズナ(かぶ):便秘・胃潰瘍(いかいよう)・胃炎・風邪・ガン
骨粗鬆症(こつそしょうしょう)の予防に良いとされています。
ナズナ:高血圧・解熱・便秘・利尿・止血作用に効果があると言われています。
ゴギョウ:お茶にして煎(せん)じて飲む事もあり、咳止め・痰きり
喉の炎症・利尿・むくみに効果があると言われています。
スズシロ(大根):消化不良・二日酔い・頭痛・発熱・冷え性・胃炎
便秘の解消・二日酔いなどが期待されています。
ホトケノザ:健胃・整腸作用・高血圧予防などがあるとされています。
ハコベラ:タンパク質が比較的多く含まれ、民間では薬草として使用。
かゆみ・切り傷・打撲・湿疹・鼻血・歯槽膿漏の予防などに効くらしい
その他の効果・効能:そばかす予防・あかぎれ予防・食欲増進・肝臓回復効果などが
期待されています。
「夏の七草」
アカザ・イノコズチ・ヒユ・スベリヒユ・シロツメクサ・ヒメジョオン・ツユクサ
第二次世界大戦中に選定されたもので、焼け跡でも生える事ができるほど
生命力が強く、食糧不足の時代に補うため、食べられていたそうです。
薬として使われていました。
<効果・効能>
アカザ:歯痛・下痢・健胃・虫さされ その他、煎液はうがい薬として使用されました。
イノコズチ:通経・利尿・鎮痛・抗アレルギー・神経痛・打撲など
ヒユ:下血や痔出血 空腹時に服用すると、下痢止めに効果があるとされています。
スベリヒユ:解毒・消炎・抗菌・止血・整腸・咳止め・皮膚炎など
シロツメクサ:風邪・清熱・鎮痛・止血作用・去痰・痛風などの体質改善が
みられるとされています。
ヒメジョオン:糖尿病の予防・むくみ・皮膚美容・老化防止など
ツユクサ:感染症の予防・湿疹・火傷(やけど)・孤児のひきつけなどに効くと
されています。
※孤児のひきつけとは、自身の意思とは関係なく、手や足を引っ張ったり、全身が硬直したり状態
痙攣(けいれん)と同じ意味です。)
「秋の七草」
オミナエシ・ススキ・キキョウ・カワラナデシコ・フジバカマ・クズ・ハギ
※「秋の七草」は食用ではありませんが薬草として漢方や生薬として
使われてきました。また、優雅に見て楽しめるだけではなく、実用的な草花として
昔の日本人に親しまれていました。
<効果・効能>
オミナエシ:消炎・排膿・抗菌・駆瘀血(体の血の滞りを改善する)作用
ススキ:利尿・抗菌・消炎や下痢などの作用など
キキョウ:咳止め・去痰・ノドの痛み・ニキビなど
カワラナデシコ:利尿・通経作用・消炎・抗菌
フジバカマ:糖尿病・身体のかゆみ・口臭・吐き気など
クズ:葛根湯(かっこんとう)という漢方方剤として風邪薬に用いられ、
肩こりや神経痛にも効用とされています。
(※人間のクズではありません。)
ハギ:咳止め・去痰・胃痛・下痢・動悸・身体のむくみなど
根は、婦人病のめまいやのぼせに効果的です。
「冬の七草」
フキノトウ・福寿草(フクジュソウ)・節分草(セツブンソウ)
雪割草(ユキワリソウ)・寒葵(カンアオイ)・水仙(スイセン)
また、「冬至の七種(ななくさ)」と呼ばれる食材もあります。
「冬至の七種(ななくさ)」
カボチャ・人参(ニンジン)・蓮根(レンコン)・銀杏(ギンナン)
金柑(キンカン)・寒天(かんてん)・饂飩(うどん)
冬至の日に運もりの「ん」が2つある食材を食べる事で「運」も倍増すると考えられ、
「厄払い」をする縁起担ぎの「風習」として行われてきました。
<効果・効能>
カボチャ:免疫力の強化・老化防止・美肌・便秘・疲労回復など
人参(ニンジン):免疫力の強化・風邪予防・貧血予防・高血圧予防など
蓮根(レンコン):疲労回復・風邪予防・ガン予防・老化防止など
※動脈硬化や心臓病などの予防にも効果が期待されます。
銀杏(ギンナン):美肌・むくみ・高血圧予防・貧血防止・滋養強壮など
※食べ過ぎると毒性があるので、ご注意!
金柑(キンカン):風邪・ノドの痛み・美肌・疲労回復・嘆息予防など
寒天(かんてん):便秘の改善や腸内環境の改善・痔の予防など
饂飩(うどん):消化のサポート・身体のエネルギーチャージ・貧血予防など
その他の七草とは(おまけ)
「海の七草」
ワカメ・アラメ・アカモク・メカブ・ヒジキ・アオサ・黒のり
また、「海の七草がゆ」は、
ワカメ・ヒジキ・フノリ・ウミトラノオ・青菜(あおな)・ホンダワラを
入れて、おかゆとして食べました。
船で渡る時、津波災害という禍を祓う、という願いをこめているためらしいです。
「七草」がゆの「風習」は、人々の「健康」や「安全性」を願った
「思いやりのあるもの」ですね(*^_^*)
といったところで、今回はここまでとさせていただきます。
それではまた次回、ご(*^_^*)縁があればよろしくお願いします。
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