キャリカク勝川駅オフィス

紫陽花の七変化が楽しい今日この頃、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

紫陽花といえば季節の移り変わりの時期に咲くことから「移り気」「変化」という花言葉がつけられています。花弁の枚数から仏教では「縁起の悪い花」とも言われていました。

しかし、逆さまにつるすと「厄除け」「魔除け」になるそうです。皆様も、軒下や玄関などにつるしてみてはいかがでしょう。

さて、皆様は”紫陽花”と聞いて何色の花弁を思い浮かべましたか？

多くの方が青色や紫色の花を想像したと思います。

昔の人もそういった印象があったのでしょう、紫陽花の名前の由来は「藍色の花の集まり」だそうです。

しかし海外で育てられている紫陽花には桃色や赤色のものが多く育てられ、花言葉までもが違います。

ではなぜ、日本人は”紫陽花＝藍色”というイメージが強くなったのか、その理由は紫陽花の特性と日本の土壌にありました。

紫陽花の色はチューリップ等とは違い元の球根で色が変わるわけではありません。勿論、赤い球根と青い球根では色を決める色素の量が違ってくるため、関係なくはないそうです。

では紫陽花の色は何が決めているのか。

紫陽花の色が決めるのに一番重要なのは遺伝子でなく”土壌のph”です。

酸性であればあるほど花弁は青く、アルカリ性であれば赤くなります。

その為、酸性の強い日本の土では紫陽花は青く色づくのです。

土壌phによって色を変える花は矢車菊や瑠璃唐草など他にもありますが、紫陽花ほど顕著に色を変える種類は珍しいそうです。

最後までお読みいただきありがとうございます。

日増しに暑さが増す季節、お体にお気を付けください。