キャリカク浜松駅前の利用者、Tです。今、どんな毎日を過ごしていますか?
私はやりたいことに追われていて目が回りそうな日々を過ごしています。自己紹介の記事でも書きましたが、私は小説やエッセイを書くのを趣味としていて、文章を書きたいという欲求がすごく高いです。
最近は仕事で文章を書くことが多いので、日常の趣味の時間にまで文章を書く余裕がなくなっていますが、その代わりに読書が忙しいです。日曜日の新聞に書評の記事が載っているので、日曜日だけは新聞を購入して読もうとしていたり、図書館で本を借りたり、そもそも自分の積読本も多くあったりします。
ちなみに、他人の本棚を見るのってワクワクしませんか? 私はその人の文の好みがわかる気がしてワクワクするんですが、(許可もいただけたので)私の積読本を紹介します。
趣味が全開の積読本です。『万引き家族』は映画化されたものですし、『ビリギャル』や『君の名は。』も有名作品です。ですが、自分の持っている本の多くはやはり、小説執筆に関するものや文章執筆に関するものが多いですね。哲学とかにも興味があるし、言語学にも興味があるのでこのようなラインナップになっていますが、興味を引く本はあるでしょうか?
画質が悪いので、しっかりと判読できないタイトルもあると思います。しかし、全部いい本だと思っています。読めてないのが欠点ですが、絶対に勉強になる、と思うものばかりを持ってきているので読むのが楽しみです。ちなみに、「両親との関係が悪いせいで今は一人暮らしをしている」と自己紹介の記事に書きましたが、実家にある積読本の量はこれの比にならないです。厳選して持ってきたわけですが……実家に置いてある本が恋しくなる時もあります。いろんな本を買いまくってはため込んできたので、いい加減、消費していかないといけません。調子がいい時にしか読書はできないので、読書は計画的にするべきだと感じました。せっかくなので少しだけ本を紹介しようと思います。全部、写真の中にある本なのですが、少しだけ読んだ本も混ざっているので、それらを重点的に紹介します。
まずは『猫狩り族の長』(麻枝准・著)です。
皆様、麻枝准をご存じでしょうか。ゲームのシナリオライターの方なのですが、この人が私の尊敬する人です。泣きゲーで名高い”key”というゲームブランドのシナリオライターなのですが、語彙力を失うほどすごい。
そんな彼が初めて小説を書いたということで飛びついた本が『猫狩り族の長』です。内容は重めのテーマを取り扱っているし、「病む」ということが苦手な人には少し辛い内容かもしれません。ただ、彼の一番凄いところは深い内容をしっかりと笑わせながら描けることです。麻枝准先生はシナリオの時もそうでしたが、かなりコメディーに進む軽やかな文体で話を進めます。しかし「考えさせたいんだ」とか感じる前に考えさせる展開を用意するので、気が付いたらのめりこんでしまうのが彼の作品です。
(僕みたいな)へたくそな小説家ほど直接的に伝えたいことを伝えてしまいます。(様々な小説家の本がそれを指摘しています。)伝えたいことほど、直接的に伝えちゃいけないんです。でも、私は最近までそのことを「言葉としては知っていた」けど理解していませんでした。直接的に伝えることの何が悪いのか、わかっていませんでした。
しかし、他人にアドバイスをするような機会があったり、けんかの仲裁をしたりする機会もあったので、その時にやっと直接的に言うのは相手のためにならないと理解しました。
特にアドバイスの時は直接的に言うのは効果がありません。明らかに行動からして推測できる思いがあるとしても、本人が言語化して認識できていないと指摘したところで逆に拒絶されてしまいます。
例えば、相手の行動は明らかに不満が漏れ出ていて、イライラをぶつけようとしている状況で、喧嘩になりそうなときに「喧嘩を売ってますか?」と言ったらどうなるでしょう。「はい、そうです」という人は少数派だと思います。逆に直接言い当てると「いや、違うけどさ……」みたいに言葉を濁す人の方が多いです。本当の気持ちだとしても体裁などのために気持ちを否定してしまうのが人間だと思います。
それと同じで「今、こんなことに悩んでるんだよね?」と言われると人間は「合ってるけど、そんな簡単に言い表せないんだよ」と言いたくなることが多いです。そのように簡単に言い表せない、と思い込み始めると人は逆に単純な事実さえも見落として悩み始めてしまいます。だから、言い当てることで逆に悩みが深くなることもあるのです。
だいぶ話がそれたので戻しますが、悩みを解決するというのは「言い当てる」だけではダメです。しかし、麻枝准先生は悩みを言い当てる時もあれば、悩みを推測させる時もあるし、気づいたら自分の悩みが消えているような名作を量産しています。末恐ろしいです。
半分くらい読みましたが、私の人生の中で書き上げたいと思うような作品の理想を具体化したような作品になっていて悔しささえこみ上げました。『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』も私の理想を具体化したような作品なのですが、「こんな作品を書いてみたかった」って体験を他の人にもしてほしいです。もちろん、自分で作品を書くこと自体が遠い目標の人には無理強いできませんが、作品を作ることがある人ほど、自分の理想を体現したような作品との出会いは貴重なので、探してみてほしいです。
もう一冊紹介します。『文芸オタクの私が教える バズる文章教室』(三宅香帆・著)です。三宅さんの本は面白いものばかりなのですが、私が初めて手に取ったのはこれです。
文章は長くても短くても文章です。そして、言葉を重ねれば重ねるほど、文章は具体性を帯びることも多くあります。ただ、長いほど伝わりにくくなる、というジレンマに気付けるのは文章を書く人だけです。
私は中途半端に頭がいい、と言われることがあるくらいに発展途上なので、言葉を重ねることに快感を覚えてしまいます。しかし、言葉を重ねるほどに言葉は軽くなってしまうのも事実です。言葉が増えて情報量が増えるほどに、躓くポイントが増えて「冗長」と呼ばれるほどに難しくなってしまいます。しかし、短いけど味わい深い言葉を作り出すのにはセンスが必要です。
私はまだ、センスが育ち切っていないので情報量を増やしたり、曖昧にすることでしか味を生み出すことができません。味の作り方には様々な方法があるのですが、そのエッセンスがまとまっているのがこの本です。広報課を目指している人なら必見の本かもしれません。
最近、私は(金欠なのもあって)図書館を利用しています。しかし、やはり自分の本でないのは気を使うので大変です。図書館はいろいろな本を揃えているので便利ですが、新しい本が置かれていないこともあるので、本屋に行くと欲しい本を見るたびにうずうずしてしまいます。ちなみに、図書館では除籍する本を無料で譲渡してもらえる場合があります。図書館のホームページを見ていると時々、イベントの欄に出ていることがあるので、チェックするといいと思います。ちなみに、本記事を書いているときには浜松市の図書館で除籍資料をいただけるようなイベントはありませんでした……。あったら行きたかったです。
さて、今回はお仕事に関係ない題材でブログを書いてみました。私は会社のブログを私物化するのは違うと思っている人ですが、毎日更新を続けようとするとネタが足りなくなるものですね。私生活を持ち出してみる、というのも苦肉の策なんだな、と感じました。
一応、お仕事に絡めてお話しすると、本を読むことを趣味にすることは仕事につながります。どんなお仕事にでも書類はつきものですので、文章を読むという行為自体に慣れることは良いことです。また、小説やエッセイ、論文に至るまで、本になるレベルまで昇華した文章は学べることが多いので教養を身に着けるためにもおすすめします。
読書の秋も終盤ですが、秋に限らず、ぜひ、本を読んでみてください。
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