2024年08月06日
熱中症から逃げ切ろう
暑い! 刺すような日差しが降りしきる日々どう過ごされているでしょうか。こんな環境で一番の心配事は熱中症でしょう。熱中症はひどければ命を奪われる病気です。そうでなくとも人体の機能が損なわれる人も多いようです。しかし、熱中症は予防できる病気ですので、予防をしっかりして熱中症から逃げ切りましょう。
熱中症警戒アラート
環境省が発表している熱中症警戒アラートがあります。これには二つのアラートがあり、一つは熱中症特別警戒アラート、もう一つは熱中症警戒アラートです。簡単にいうと前者のほうがより強い警戒を求めるアラートです。
熱中症特別警戒アラートが出た場合、運動、外出、イベント等の中止、延期、変更が進められます。例えば、学校の部活を中止する、ロックフェスをリモート開催に変更するなどが求められます。
熱中症警戒アラートは熱中症特別警戒アラートよりも緊急性は低いものの、こまめな休憩、水分補給が求められ、できるだけエアコンのある涼しい環境で過ごす方策が求められます。また、この段階であっても高齢者や乳幼児など熱中症になりやすい人には十分な注意が必要です。周りの人もよくよく注意していただけると安全です。
水分補給
熱中症の対策として一番に思い浮かぶ施策は水分補給でしょう。水分補給で一番重要な対策はこまめな水分補給です。一気にたくさん飲んで、長い間水分補給をしない方法は危険です。1回の水分補給は200ミリリットル(コップ1杯)で十分とされています。この量をこまめに取る方法が体に負担が少ないようです。またのどの渇きを感じないように補給を行うと良いです。
水分補給時に水と一緒に摂りたい栄養素が塩分です。ご存じの通り汗には塩分が含まれています。そのため大量に汗をかくと塩分もまた流れでていきます。この塩分には出ていく水分の量を減らす機能があり、脱水症状予防に役立ちます。
熱中症の人を見かけたら
熱中症になってしまった、なった人を見かけた場合どのように行動すればよいでしょうか。
まずすべきことは。反応があるか呼び掛けて確かめます。ここで反応がない場合、急いで救急車を呼びます。
次に体温を下げるために、涼しい場所に移動してもらい(動けなければ人を呼んで連携して運ぶ)、首回りなど締め付けのある箇所を緩めます。
自力で水を飲めるならば水分を補給します。水でもいいですがスポーツドリンクや経口補水液のほうがより適しています。飲めない場合は病院で処置をしてもらいましょう。
体を冷やすことを水分補給よりも優先するのがポイントです。しかし、解熱剤を使っても熱中症では体温が下がらない点には気を付けてください。
まとめ
熱中症は予防できる病気です。熱中症にならない工夫は検索していただければ数多く出てきます。
ですが一番の予防は危険な時間帯(熱中症警戒アラートや各種天気予報)に野外で活動しないことでしょう。
大雨だから部活ができないと聞けば納得できると思います。異常な暑さもまた荒天と同じです。
お互いに熱中症を予防し逃げ切りましょう。
参考にしたWEB ページ
環境省
環境省熱中症予防サイト 熱中症警戒アラート
https://www.wbgt.env.go.jp/alert.php
厚生労働省
熱中症予防のための情報・資料サイト
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/nettyuu/nettyuu_taisaku/happen.html