2024年10月25日
野草・山菜やキノコ
皆さんおはようございます、こんにちは、あるいはこんばんは。
わたし、がお送りさせていただきます。
突然ですが、アウトドアはお好きですか?例えば、森や山とか
ハイキングやキャンプ、登山などやりたい事がありますね。
暑い夏になると たまには、行ってみたい所ですねっ!
そんな中で気をつけないといけないのは、
蚊やマダニとかいますので、自然に行く際は、必ず
露出の少ない服装・虫よけスプレーが必須です。
それは、対処可能です。・・・しかし、
何も知らない上で、むやみに野草やキノコを
触ったり、食したりすると
大変な事になりかねません!
アイスブレイクはこのあたりにして、本題に参りましょう。
今回のテーマは「野草・山菜やキノコ」。
食中毒を防ぐためにも
森や山に行く際、食べられる野草・山菜とキノコ。
食べられない危ない野草・山菜とキノコ。
知って役に立ちそうな話をします。
それでは、どうぞ。
野草・山菜やキノコについて
有毒物質を含むスイセンなどの山菜や野草、ベニテングダケなどの
毒キノコを食べて、食中毒を起こす事があります。
これを「植物性自然毒食中毒」と呼んでいます。
また、有毒フグや有毒になった貝などの動物による食中毒を
「動物性自然毒食中毒」と呼んでいます。
食中毒統計が整備された1952年(昭和27年)頃では、微生物による食中毒は
「サルモネラ属菌」と「ぶどう球菌」が知られるにとどまり、
年間130件程度ありました。
「サルモネラ属菌」 「ぶどう球菌」
それに対して自然毒による食中毒が多発し、年間209件、
うち64件が植物性自然毒食中毒として届けられ、死亡例が13件ありました。
動物性自然毒食中毒は145件あり、56名が死亡していました。
自然毒による食中毒が多発している事から、国や地域の保健所などから自然毒に対する
食中毒防止が積極的に啓発されて、減少してきましたが、
1967年(昭和42年)頃までは年間100件以上の自然毒による
食中毒が届けられていました。
しかし、現在でも自然毒食中毒は多数報告され、その殆どが家庭で調理された料理で
発生していることから、今回は家庭での発生が多い植物性自然毒による
食中毒の現況と具体的な対策について述べます。
近隣の山や野原を散策し、自然に親しむ事が多くなり、
食べられる植物と思ってキノコや野草・山菜を
採取する機会も多くなってきました。
有毒な食物を天ぷら、味噌汁、和え物、お浸し、混ぜご飯など
料理により喫食する事で食中毒を起こしてしまいます。
有毒植物によっては油で炒めると毒素が溶出する事もあり、
汁を飲んだ事で食中毒を起こす事もあります。怖いですね。
野草やキノコ(食べられる・食べられない)
日本には、食べられる山野草132種・キノコ30種とされて、
食べられない有毒な山野草26種・毒キノコ200種以上とされています。
これらの中には、食用とよく似た見かけを持つものがあり、
誤食を引き起こして食中毒につながる事になります。例えば、
(資料:厚生労働省)
このように有毒種と食用種がよく似ている例はいくつもあります。
また、葉や実、球根など、部分的に似ているものもあります。
人の顔でも1人ひとり顔立ちや体型が異なるように、植物やキノコにも
個体差が存在します。図鑑などに載られた有毒種の写真と微妙に違って
見えるからといって、その種類が別種とは限りません。
野草・山菜採りやキノコ狩りに野草・山菜ソムリエやキノココレクターのような
豊富な経験を持つ人でさえ、有毒植物や毒キノコで食中毒を起こした例があります。
まして知識や経験の浅い人は、自分の判断だけで気軽に野草・山菜やキノコなどを
採取したり食べたりする事は、絶対に避けて下さい!
最悪、死んでしまうリスクがあります。
慣れた人でも常に豊富な知識や慎重な判断を心がけ、
少しでも不安が残る場合は、絶対に採取しないようにしましょう。
食中毒と思った時の対処
1:野草・山菜やキノコを食してから、まもなく嘔吐や唇、手足などのシビレ、呼吸困難、
痙攣(けいれん)、意識混濁などが見られたら、直ちに救急車(#7119)を
呼び、医療機関で受診する事が幸いです。
その際には、食べた野草・山菜やキノコの残りカス、あるいは
料理の残りをパックなどで持参する事も、
医師の診断で命が救われる助けになります。
2:嘔吐を催したら、思いきって吐き出させて下さい。
0.9%程度の食塩水を飲ませると嘔吐しやすくなります。
野草やキノコを採取する時の注意は?
・パンフレットやネットだけで検索して出た図や図鑑などを調べて判断するのは
安全じゃないです。専門の人と同行して現地で指導を受ける事が一番安全です。
・生半可な知識や曖昧な情報から判断しない事。
・知識のない素人は、キノコは全てが「有害」であると考えて、採取しない。
山歩きなどで野草・山菜やキノコは、写真に撮り、食べるより画像を見て
楽しむ事が良い!
・発見しても、むやみに絶対に触らない事!
特に、注意するのは、ベニテングダケやカエンタケ!
「ベニテングダケ」
食べると摂取後20〜30分で瞳孔は開いて眩しくなり、酒酔い状態。
食べすぎると腹痛・嘔吐・下痢などを引き起こして、重症になると
呼吸困難・昏睡状態になります。最後には、壊死などで死亡します。
危険なキノコなので、見つけても絶対に触らず食べないで下さい。
「カエンタケ」
キノコの中では、絶対に触ってはいけない猛毒キノコ。
触るだけでも汁でただれなどの皮膚障害が出るといわれています。
致死量はわずか3g(子実体の生重量)程度。毒キノコの中でも極めて強力で、
食べると摂取後30分ほどで消化器系から神経系の症状が現れ、悪寒・腹痛
嘔吐・水様性下痢・頭痛・めまいや手足のシビレ・口渇などが現れます。
その後、呼吸困難・言語障害・脳障害・白血球と血小板の減少および
造血機能障害・血圧低下・全身の皮膚のびらんや粘膜びらん・脱毛
眼球出血などといった多彩な症状が全身に現れ、また回復しても、
酷い後遺症が残り、患う事があります。最悪の場合は死に至ります。
また、この毒は未知の部分が多いため、解毒剤がありません。
危険なキノコなので、見つけても絶対に触らず食べないで下さい。
「キレイな花には、毒がある」というように
「野草・山菜やキノコにも、毒がある」事もあります。
くれぐれも気をつけましょう・・・。
といったところで、今回はここまでとさせていただきます。
それではまた次回、ご縁があればよろしくお願いします。
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