2021年09月03日
ADHDって何??
愛知ITキャリアセンターでは知的障がい・精神障がい・発達障がいのご利用者様が通所されています。
今回はその中のADHD(注意欠如・多動症)について説明していきます。
■Q: ADHDってなに?
A.
注意欠如・多動症(Attention Deficit Hyperactivity Disorder;ADHD)
年齢あるいは発達に不釣合いな注意力、および・または衝動性や多動性の問題のために社会的な活動や学業の機能に支障をきたすもの。
おおよそ12歳以前にその特徴が現れ、その状態が持続する状態と定義されます。
→集中力が続かず注意力が持続できないなどの症状
→じっとしていられない、落ち着きがなく行動をコントロールできないなどの症状
→衝動的な感情を抑えられないなどの症状
ADHDのある人は、
といった他の発達障害を併発していることも少なくありません。
■ADHD(注意欠如・多動症)の治療
こどもとかかわる保護者や教師などがこどもの示す行動特徴を理解し、対応をとることが必要であり、そのための環境調整や保護者が接し方を学ぶペアレントトレーニング、ペアレントプログラムなどがあります。
現在抗ADHD薬といわれている薬剤が3種類販売されており、症状の特徴やライフスタイルに合わせた薬物の選択が行われています。
その他症状に応じて、抗うつ薬、気分安定薬や向精神薬などが使用される場合があります。
■周りの理解
■普段から気を付けておきたいこと
■Q:ASDってなに?
A:
自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder, 略称:ASD)
自閉症あるいは自閉症から連続性のある病態という意味で「スペクトラム」という表現が用いられている。
コミュニケーション・対人関係の困難とともに、強いこだわり・限られた興味を持つという特徴がある発達障害
■周りの理解
ADHDや発達障がいなどは ’障害’ と一括りにしてしまうと見えない部分が多いですが、「難しい事」「得意な事」は人それぞれあるように障害特性の中でも等しくあり、色濃く出やすい部分でもあります。
【工夫があれば…】
【理解があれば…】
【これはできるのに…】
→非常に勿体ないです。
例えば…
仕事はできる◎
急な作業は難しい×
→作業などはできる、片付けもできる◎
(準備をして段取りや工程を組み立てる事は難しいが、作業やその後の片付けはできる。)
例えば…
仕事はできる◎
説明を聞く事が難しい×
→事前に手順や説明の書類に目を通せば仕事できる◎
(言葉での理解は難しいが、工程が見えれば作業が行える)
障害特性を活かせる場所や物・工夫・タイミングなどで変化します。
愛知ITキャリアセンターではその1歩をお手伝いします。
①自分の障害特性を理解する
②どんな指示を出されたら自分に伝わりやすいのかを知る。(これは自分にしかわかりません!)
③「これはできる、わかる」「それは難しい、できない」などの線引きを行う
④線引きはしても、『~すれば可能』『工夫すればできる』こと(障がい特性による配慮事項)は何かを理解する
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